まい

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのまいのレビュー・感想・評価

4.5
ショーンとウィルのベンチで話すシーンに感動した。ウィルは本を読み自信を知性のある人間だと謳っていた。○○の本を呼んだから○○について知っている。とでも、事実やその当事者の気持ちはその人にしかわからない、わかろうとすることがウィルは怖いと思っていると芯をついているなと思った。事実やその人の気持ちはその人にしかわからない。それを分かろうとする勇気が必要、自分を曝け出すのが怖いウィルの気持ちとてもわかる。
あとスカイラーに電話をかけて、ウィル?とスカイラーが言ってくれないかなと期待してしまう気持ちもわかる、自分のいいところだけを知っていてほしい、知られるのが怖くてなかなか2回目を誘えない、自分に自信がないウィルの気持ちがわかる。そしてそれに対して、ショーンが妻の話を交えて「完璧な人間はいない、欠点も愛おしく思うという。お互いにとって完璧と思うか、飛び込んでみるしかない。」
愛されなくなることを恐れて自分から愛を手放そうとする気持ちもすごくわかる、どうせ捨てられるなら今と考える、なんてリアルなんだろう
人を愛する勇気、普通の人には当たり前にできるけど、愛を知らない人からしたら簡単に壊れてしまうものだと思ってしまう怖い人を信じるのが怖い、とってもわかる、
感謝をしないのかという教授の言葉、心のどこかで散々不幸な日々を送ってきたんだからこのくらいあってもいいだろと思っているかもしくは、失敗した時のために勝手にそっちが言ってきたんだろというための予防線なのかな?と思った。素直に感謝するのも大切
最後捨てられる不安を克服し、スカイラーの元に行けてよかった。
私も捨てられる不安を克服したい、防衛本能が孤独を呼ぶ、人を信じたいそう思える映画だった。
君は何も悪くないこのシーンは思わず涙がこぼれた。何も悪くないのは分かってるでも改めて言われるとすごく涙が出る、自分の味方をしてくれてるみたいで、こんな誰にも愛されない自分を認められたような気分になった。
否定する人とは一緒に居たくない、ショーンのような人に出会いたい、受け入れてもらいたいな、愛を知りたい、捨てられる不安を克服したい
まい

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