Pieron

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのPieronのレビュー・感想・評価

3.6
孤児だった青年
愛情を知らず、見捨てられ不安がある。
だからこそ本心を見せず、知識で塗り固められたコミュニケーションを取る。

孤独だからこそ天才になるしか生きる道が無かったって思うと心苦しい。

「お前は宝くじの当たり券を持っているのに、現金にするのをためらってる。
それを無駄にするなんて俺は許せない。」
この台詞は友人にも自分にも当てはめられる。
魅力や才能があっても本人が認めない限り、無駄になってしまう。
当たり券を無駄にしないように自分の直感や周りからの評価を素直に受け取るべきだと思った。

嘘つき、攻撃性が高い、知識で相手を論じ、自分の心を相手に見せないなど、虐待から引き起こされる障害(パーソナリティ障害、PTSD等)の表現がよく出来ていると感じました。
Pieron

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