幼少期に、過酷な経験をしているウィルに、終始胸を引き裂かれる気持ちになった。
一見、強がったり、理論武装する人は、心に何か抱えていて、本当は、誰かに受け入れられたい、愛されたいと思っているのかもしれない。
周りの大人や、仲間、そしてガールフレンドの愛に囲まれて、ウィルの心が少しずつ開いていくのが、心地よい映画だった。
人は時として、ぶつからなければいけない時もあり、欠点こそが、愛おしいことばかりかもしれない。
自分では、そこがコンプレックスなのに。
愛する人の、ダメなところほど、見せて欲しいと思ったり。
ダメなところを、受け入れ過ぎても、上手くはいかないけど。家族や夫婦は、一緒に共に愛を学んでいく同士なのかなぁ。
自分が信頼できるパートナーって、まず中々いないから、やはりなんでも言い合える、ぶつかれる人が、いることって奇跡なんじゃないかと思う。
ウィルが、たとえでピアノを弾けないという説明するところが、とても好きなシーン。
あと、親友がウィルを心から思って冷たく車の前で説教するシーン。
教授が、ウィルは何も悪くないと、詰め寄ったシーン。素晴らしい師だ。
これが、できる人間は、辛い経験も乗り越え、真に愛し愛されたことがある、強い人でなければ、できない。
人は、経験から学び、心が学んでいかないと、頭だけ良くても、説得力も何もないと、この映画は教えてくれる。
若いっていいなぁ。と思う。
そして、歳をとるのといいなぁって。
人は、何かしら誰でも才能がある。
それを、生かして輝かせることが、大切なのだと思う。
そしてなんといっても、マット・デイモンと、ベン・アフレックが、脚本って!!
それこそ、友達?親友といえば、いいのか、ソウルメイトなのでしょう。
私は気を遣って、友人になかなかベンアフレックのような、態度はなかなかできません。
最近は、SNSでも友達?とすぐ繋がれて、便利な時代?さですが、最近は、友達100人できるかな?教育は、違うんじゃないかと思っています。
必ず、学校、会社には、意地悪な人や、足を引っ張る人がいるのに、それを無理して合わせようとしたり、仲良くしようとするから、イジメが起こり、我慢したりして、優しい人が不幸になる。
イジメられないように、いじめっ子に肩を持つ。
仲良くすることは大切ですが、最近は、大人はいかにそういう人と、うまくやり過ごすか、逃げるか、そういう人をいじめる人は、ウィルのような過去があるかもしれません。一人で生きて行く強さをを、身につけた方が、よっぽどいいのでは?
そうすることによって、一人で生きていけないことを知り、自信をもって、自分を受け入れて生きていけるような気がしました。
そういう教育をした方が、よっぽど幸せに生きていけると思うのですが。
無理に我慢したり、笑うより、自分らしく生きて、たとえ一人になっても、必ず見てくれてる人はいるし、無理に友達を作ろうとする教育をどうかと思うのです。
素晴らしい映画だった。