ゆうか

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのゆうかのレビュー・感想・評価

3.9
マサチューセッツ工科大学の数学教授ランボーは学生達に数学の難問を出す。世界屈指の名門校の学生ですら悪戦苦闘する中、それを簡単に解いた者が現れた。その人物は学生ではなく同大学に勤務するただのアルバイト清掃員ウィルであった。ランボーはウィルの非凡な才能に眼をつけ彼の才能を開花させようとするが、ウィルはケンカをしては鑑別所入りを繰り返す素行の悪い少年だった。ランボーはウィルを更生させるため様々な心理学者(セラピスト)にウィルを診てもらうが、皆ウィルにいいようにあしらわれサジを投げ出す始末。最後の手段として、ランボーは学生時代の友人でコミュニティカレッジで心理学を教えているショーンを紹介する。ウィルは最初はショーンをからかっていたものの、ショーンも自分と同じように心に深い傷を負っていることを知り次第に打ち解けていく・・・。(引用)

脚本の完成度がとても高い!

自分の殻に閉じこもっていたままでは、傷つかないけれど
大切なものは取り逃がしてしまうかもしれない。
自分が傷つくかもしれなくても、信じてさらけ出す勇気って大切なんだって思う。

トラウマを抱えたウィルにとっては、それがどうあっても難しいことだったけれど、一歩踏み出す勇気を得られるまでの過程が、丁寧に描かれています。

ともすればありがちなテーマ(トラウマからの脱却)を、人々の心理や態度の変化を繊細に描くことで、無理なくまとめています。
ゆうか

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