つな

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのつなのレビュー・感想・評価

4.2
レンガ職人だって立派な仕事だと言って清掃の仕事をしているウィルがMITの黒板の難問を解いてみせるっていう始まりがまず良いんですよね。誰かに理解されたい、能力を発揮したいっていう気持ちが奥のほうにあって、自分でもわかっていないその気持ちをショーンが解きほぐしていく。
自分の才能を認められたウィルが、数学の新しい理論を打ち立てることでも名のある企業で働くことでもなく、愛より大事なことは他にないんだって気付くところも大好きです。
そして脚本が良くて、主人公ウィルだけでなく、ショーンもランボーもチャッキーもそれぞれの人生を一生懸命生きているのが何気ない会話から想像できるのも素晴らしい。
名シーンばかりの本作ですが、「It's not your fault.」を何回も繰り返すシーンは本当に忘れられません。
つな

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