死者を蘇らせたければ、5日以内に死者と関係があった人間を6人殺せ・・・んな都市伝説ネタがモチーフの和ホラーなんですが、主人公が霊的なビジュアルを感じ取る特異体質（まぁ霊感があるんでしょうが）のため、次に殺される人間が誰なのかを感じ取るものの、周囲の人間が次々に殺されていく恐怖感や、主人公が被害者にならない”方程式外”の部外者のため緊迫感も、犯人が誰なのか分からない焦燥感も一切感じないのが誠に残念な作品です。

表面上はオカルトなんですが蓋を開けてみるとサスペンス、でも・・・って最後にオチが付くものの、オチの映像も手ぬるく、意味が理解出来ない方が結構いらっしゃるかもしれません。
後半、犯人が誰なのかの種明かしがあって、一見どんでん返し風なんですが、ネタふりが甘過ぎて驚きは全く無く、逆に苦笑しちゃいました。
多分、サスペンス映画に長けた監督さんならもっと観客を唸らす映像を撮れたんでしょうが、本作の監督さんはサスペンス映画の見せ方が苦手だったんでしょうね。
これなら本で読む方が楽しめたと思います。

ちなみに何気に個性的な俳優さんが出演してますよ。
例えば蒼井優ちゃんや『パンツの穴』の山本陽一さんなんて久方ぶりの邂逅です。
まぁこれぐらいが見どころかと。

いいと思います。
この手のホラーだと意味不明のラストが多いのですが
犯人がちゃんといるのが斬新でした。
あくまでＢ級なんですけどね。
蒼井優目当てで観たのですが
売れない頃だったらしく出番が少ないですが
流石の蒼井優でした。

スタッフとして参加