きりん

スター・トレックのきりんのネタバレレビュー・内容・結末

スター・トレック(2009年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます



【登場人物】

◆ジェームズ・T・カーク…クリス・パイン
 エンタープライズ号の艦長を後に任される。宇宙大作戦とは違い、本作では家庭環境に恵まれず、気性の荒い人物として描かれる。パイク大佐の勧めで宇宙艦隊アカデミーへ入学する。
◆スポック…ザカリー・クイント
 エンタープライズ号の副長。バルカン人と地球人のハーフ。
◆レナード・マッコイ…カール・アーバン
 宇宙艦隊候補生、愛称は独り身バツイチの骨だけ残った「ボーンズ」から。エンタープライズ号には医療士官として乗船するが、先任の医療主任がナラーダ号による攻撃で死亡したため、一時的に医療主任となる。
◆ニヨータ・ウフーラ…ゾーイ・サルダナ
 エンタープライズ号には通信士官として乗船するが、先任の通信主任がバルカン語とロミュラン語を区別できなかったため、一時的に通信主任となる。
◆モンゴメリー・スコット…サイモン・ペッグ
 機関主任。トランスワープ転送理論を打ち立てた技術者であるが、とある事情により辺境の惑星に左遷されていた。
◆ヒカル・スールー…ジョン・チョー
 宇宙艦隊大尉・操舵手。
◆パヴェル・チェコフ…アントン・イェルチン
 少尉・航海士。宇宙大作戦では2245年生まれの22歳なのに対し、本作では2241年生まれの17歳であるなど、年齢設定も異なっている。


【あらすじ】
 謎の巨大宇宙艦の攻撃により、カークの父は12分間艦長を務め、800人を救った後亡くなったとパイク大佐から教えられる。酒と喧嘩で荒れるカークだったが、大佐の勧めにより宇宙艦隊アカデミーへと入学することになった。
勝ち目のない「コバヤシマル」テストを不正で合格するカークに対し、聴聞会が開かれる。その最中、バルカン星から緊急救助要請が入り、一同艦隊に招集される。


【感想】

初めにカークとスポックの対比的な幼少期を見せられてる。破天荒なカークと感情を乱してはいけないことを強いられているスポック。
12分間で800人救った父に続けと言われましてもさあ〜、そこにあるのは「父の血を引いた優秀な子」であって「ジム」としての価値はないように思うんすけど。

「教えてくれてもいいじゃん、勝手につけちゃうよ」
「ウラ」
「そう言おうと思ってた!」
→からの
「…ジムカークだ」
「レナードマッコイだ」
これはあれですよね、ナンパの手口と同じなので実質カークがマッコイをナンパしたって事っすよね(?)

知り合いがエンタープライズ号乗れるのに自分だけ置いてけぼりされちゃうカーク、チワワみたいで可愛い。その後唇腫れて手が大きくなるのは可愛くない。体調悪くなって船に乗った時「お前にゲロ吐くかも」って言うセリフ、マッコイと初めて会った時のセリフ被りだ。

アントン君が可愛いので…アントン君…。

故郷と母を失ったスポックに対して、同情か愛情か何かわからない感情を抱き始めたウフーラ。そこに愛はあるんか?それは同情からの愛じゃないんか?ここの惹かれ合う描写唐突すぎてビックリした。
老スポックとスコッティ登場するところから時系列がこんがらがる。馬鹿には難しかった。けど感覚で見てるからいいや。スコッティがただのサイモン・ペッグなんよ〜。

最終的には主人公のカークが父と同じ船長になれたね!やったね!で綺麗に終わった。スポックと老スポックは初対面じゃないのとか、結局いい話みたいに終わらせてんなよとか色々思うところはある。けど面白いからいいや!

時系列とかバラバラだし宇宙大作戦の設定引き継いでるところと無いところがあるので、新規には分かりずらいかなあと思った。友達に勧める時、初めに「まずこれは宇宙大作戦っていうものがありまして…」って説明しなきゃなんないな。
『宇宙、そこは最後のフロンティア』っていうセリフだけでも嬉しいよ。結果的に面白かった!
長寿と繁栄を!
きりん

きりん