ゆ

シェルブールの雨傘のゆのネタバレレビュー・内容・結末

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

フランスの有名なミュージカル映画。
映画全体の色味がカラフルで可愛いし、出てくる女の子たちもレトロかわいいオシャレさんばっかりで素敵!

全編セリフが歌だとは思っていなかったので最初ちょっとびっくりしたけど、徐々に慣れていった。そんなに抑揚のある歌じゃないからなんとか自然に見られたかな。

愛し合っていた2人が、結局は別々の道を歩む事になる切ない恋愛物語。
前半がラブラブなだけに、別離がつらい。
最後5年くらい経ってお互いに子どもも大きくなって家庭を築く中でクリスマスの近い夜に再会を果たした2人もまた、ちょっとギクシャクしたような雰囲気が切なくてリアルだった。
ギイが「幸せだよ」ってはっきり答えた所にグッときた。微かに未練が見え隠れするのはジュヌヴィエーヴの方みたい。
もう二度と歩んでいく道は重ならないであろう2人だけど、たしかに愛し合った過去がある。いい映画だった。
ゆ