nori007

加藤隼戦闘隊のnori007のレビュー・感想・評価

加藤隼戦闘隊(1944年製作の映画)
3.5
再び見直したのだが、隼の実機が使われているので歴史の資料としてもとても価値のある映画だと思う。特に隼の格闘戦性能の高さは素晴らしい。加藤建夫氏よりも撃墜スコアが高い人はたくさんいたが、やはりこの人柄が愛されていたからこそこうして讃えられているんだと思う。そしてこの部隊は最前線でありながらもとても笑いのたえない雰囲気が伝わってくる。
---------------------------------------
1944年の戦時下に公開された映画だけれども
戦意高揚の話では全くなく、ただただ最前線の加藤建夫の姿を描く。

最前線では、意外にもクリスマスツリーが飾られていたり、
正月は餅つきをやったりしている。
そして敵性語である「チャンスだチャンスだ」を
言った言わないで大笑い。最前線であっても限りなく人間味あるれるものである。

実際の戦時下に作られたものなので、こうしたことがらは本物以外の何者でもないだろう。
さらに、隼戦闘機や鹵獲した敵の戦闘機は実機が登場する。
貴重な歴史的価値のある映像だと思う。
nori007

nori007