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ロンリー・ブラッドののんchanのレビュー・感想・評価

ロンリー・ブラッド(1985年製作の映画)
3.6
ペンシルバニア州、チェスター郡で起きた犯罪事件を基にしたドラマ。

ショーン・ペン(当時25歳)✖️クリストファー・ウォーケン(42歳)+メアリー・スチュアート・マスターソン(19歳)+クリス・ペン(20歳)


高校を中退したブラッド(ショーン・ペン)は、母(ミリー・パーキンス)と異父弟トミー(クリス・ペン)と祖母(アイリーン・ライアン)の3人で貧しく単調な生活を送っていた。楽しみといえば、酒と女。先の夢も希望もなく、窒息寸前だったブラッドの前に現れたのが実の父ブラッド・シニア(クリストファー・ウォーケン)だった。ポケットには札束。シニアは本物のワルだった。胡散臭い連中のリーダーで、トラクターなどを盗み荒稼ぎしていた。そんな父親に憧れてブラッドも犯罪に手を染めるようになる。
一方で、世間知らずな農夫の娘テリー(メアリ・スチュアート・マスターソン)と出会い愛し合うようになる。将来も考えているが、金も無く、何をどうしたら良いのか悩んでいた時だったので、父の言いなりになって人生が狂っていく...

ラストでブラッドが全てを理解し、シニアに銃を向ける。しかし撃てない。
"あんたがすべて悪いんだ"と、その目の演技は素晴らしい👏


主題歌は当時、結婚していたマドンナ。
監督はその結婚式で付添人を務めた友人のジェームズ・フォーリー。
実弟クリスが異父弟役、母親のアイリーン・ライアンは祖母として出演。
内輪で固めたようだが、たまたまであり、ペンは本作に並々ならない情熱を注ぎ込んでいたらしい。タフなチンピラのイメージを出すためにプロのトレーナー指導の下、ハイカロリーダイエットに挑み、ウエイトリフティングなどのトレーニングを重ね13キロ増。まさしくデ・ニーロアプローチ並みに身体を作った。確かに腕周りの筋肉が逞しかったけど全然細かった。

キーファー・サザーランド(19歳)がペン兄弟の仲間でチョイ役で出演している。

犯罪映画なので全体的に暗く、カメラや音楽の緩急の付け方のせいなのか?見せ場がラストではあるものの、途中は中弛みのように感じてしまったかな?
凄く期待していた分、ちょっと残念感を持ってしまった😔
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