あさの

第九条のあさののレビュー・感想・評価

第九条(2016年製作の映画)
3.5
今の日本の憲法問題の議論を完璧なまでに濃縮させた力作。

意見が異なるもの同士をぶつけることの大切さが改めてわかる。そして議論を通して双方の弱い点と強い点が浮き彫りになる。完璧なサイドなんて存在しない。恐らく見ている人の多くに両サイドを理解できる要素があると思う。
だからこそ、悩む。そしていざ決めるとなっても最後まで悩む。そして決めたあともあれで良かったのかと悩む。だからこそ強く言う人に寄り添いたくなる。自分は間違ってなかったんだと思いたいから…。それだけ複雑な問題になってしまった。そして民主主義なんてそういうものなんだろうとも思う。
あさの

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