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姑獲鳥の夏のayumiのレビュー・感想・評価

姑獲鳥の夏(2005年製作の映画)
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(アーカイブ)

2005年11月27日06:31

濃い。

カメラワークと照明が素晴らしい。
これだけ仕掛けておきながら、方法論のための方法論にとどまらず、表現として成立し、成功している例は少ないのではないか。撮影現場での役者さんの苦労も偲ばれる。

原作は知らない。やや展開が複雑でわかりにくい気もするが、話しの筋をパンフレットで確認しないと理解できない映画というのもあってよいか、と思う。

キャストも良い。ぜいたく過ぎるほど。そして無駄に使っていない。

題材的に好き嫌いは分かれると思う。今回は楽しめたが、体調によっては受けつけないかな、とも思う。特に前半、作品世界に馴染むまではかなりまどろっこしかったし。

堤真一さんはこの秋、撮影でご一緒した。関西ノリの愉快そうな方だった。本作、このこともあって見ようと思った。

原田知世は初夏に大型電気店の冷蔵庫売り場で見かけた。パフィーもびっくりの裏原なかっこう。カーゴパンツにヨレヨレのTシャツ。すっぴん。彼女と看破した自分が誇らしかった。結婚発表の直後だったか。本作、“村の写真集”とは違い、でずっぱり。

重い展開の中、篠原涼子の笑顔に救われた。こういうあたりが大人の演出だなぁ、と思う。

夏、いいなあ。冬は嫌いだ。