刹那Fセイエイ

ランボー 最後の戦場の刹那Fセイエイのレビュー・感想・評価

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)
4.8
最初に流れた映像は恐らく実際の紛争地域の映像。これによりこの映画はこの世界の現実と向き合った一種のモキュメンタリー作品だと感じました。序盤から中盤にかけてミャンマー軍の非道な行いをこれでもかと描き、終盤はそんな彼らが虐げてきた者たちの怒りをその身に刻まれながら死んでいく。胸糞からのスカッとさせてくれる感じが絶妙です。
この映画のメッセージとして暴力の恐ろしさ、虚しさを描いていますが、それと同時に「暴力は何も生まないが、時に何かを守れる力にもなる」事も描いた多少前向きなメッセージも込められていると感じました。誰かを守れる人間が1番強いのです。