サンタクラ

あぜ道のダンディのサンタクラのレビュー・感想・評価

あぜ道のダンディ(2010年製作の映画)
4.0
2015年 日本映画チャンネルにて

石井裕也特集で鑑賞
「父子家庭」「友情」「別れ」
この3つではお涙ちょうだい系の映画しか浮かばないけど、「あぜ道のダンディ」ではこの3つを「不器用な人間達」が演じる事ですごくコミカルな内容となっていてとても良かった。

光石研演じるお父さんも家族の前で「男」を演じ過ぎて家族と距離が離れてしまうのも「ああ~」と共感できたし、子供たちも感謝しながら「どう接してよいかわからない」姿も良く分かる。
そんなもんです。親子だから。
それぞれに好きでいるからありのままって難しいのだよ。

個人的には光石研さんのキレッキレな姿が見れたのは嬉しかったな。

父親はやっぱり威厳が欲しいわけです。求められていないとしても。な映画。