あぜ道のダンディの作品情報・感想・評価

「あぜ道のダンディ」に投稿された感想・評価

masa1

masa1の感想・評価

4.0
奥さんをガンで亡くし反抗期の18と19歳の子供を大学に行かせようとする50代の宮田。

親子の会話が口少ない。
子供の私大の学費が気になる。
家族の心の拠り所をペットに求める。
人間関係が不器用。
体調が悪いと死を考える。
仕事から帰るとビール飲んで布団に入らず寝てしまう。
中学時代の同級生とばかり昔のまま遊ぶ。

自分と被りまくって共感やら苦笑やらで見入ってしまった。

光石研と田口トモロウって好きだなぁ。
はけ

はけの感想・評価

3.1
いくら色々疎くても、プリクラ知らない50歳とかいるんだろうか。
すぐ大声出す主人公が本当ウザい。
ホラー映画でいきなり大音量鳴らされてもびっくりしないけど、日常のシーンでのいきなりの怒鳴り声にはびっくりするわ。
ホラー映画の世界に行って惨殺されろと思いながら見てたけど、最後まで観たら惨殺は可哀想かなと思った。
まあ、そういうことなんですかね。
「川の底からこんにちは」もそうだったけれど、序盤わりとストレスフルなのに、観終わってしまえば、これほど愛おしい映画が他にあるだろうか、ってしみじみ思える良作。

「川の底〜」と同じく、「笑い」ポイントは多々あるんだけれど、それらがただの「ウケる〜」みたいな安っぽい単純な笑いで完結しておらず、そこにプラスアルファとしてある種複雑な感情が注がれているのが良い。例えばお母さんのテープのうさぎのダンスにしても、娘の「安月給」連呼にしても、主人公の癌疑惑で先走って遺影まで作っちゃうとこにしても、彼らは別に誰かを笑わせようとかふざけているとかアホだからだとかいうわけじゃなく、彼らはどこまでも真剣でやっていて、でもその真剣さがはたから見るとどこか「ズッコケて」いて、そこではじめて生まれるのが本作に散りばめられた「笑い」なのだ。まず前提として、「彼らは真面目であり、真剣」なのである。そしてここからが重要なのだが、彼らの真剣さはどこから来るのかと言えば、それは彼らの胸中を満たす、やり切れなさや申し訳なさ、悔しさといった思いだ。前述した複雑な感情とはそれである。だからこそそれを観た私達観客は、笑いながらも、同時に、切なかったり苦しかったりといった情動を己のなかに見つけるし、そこに名前をつけるならば、それは「愛しさ」であったり「哀愁」であったりするのだと思う。

また、さらに翻って言えば、切なさや苦しさを、笑いでくるんだ上でこちらに投げてくれるので、深刻だったり重い映画にならないのも素晴らしい。この映画の登場人物たちはどいつもこいつも不器用で一生懸命で、そしてそんなところが堪らなく愛おしいけれど、だからといってこの映画がありがちな「不器用な人々が織りなす感動ストーリー」みたいなものと一線を画す出来・後味であるのも、それだからこそだ。

うさぎのダンスのシーンとか、「依然として後方」とセルフ実況中継しながら自転車を漕ぐところとか、瞬間最大風速的に愛おしい一コマも多かった。この世に存在するあまねく全ての映画は、作品そのものの印象を、楽しいとかカッコいいとかハラハラドキドキとかそれぞれ一言で表すことができると思うんだけど、この映画は間違いなく「愛おしい」だなあ。

次は「ハラがコレなんで」だ!楽しみ。
マグロ

マグロの感想・評価

4.0
上手く生きられない人たちが、そのままで一生懸命なのがいい。こんなに会話が少ないのになんか繋がってるように見える、演出なのか芝居力なのか
malu

maluの感想・評価

4.0
石井裕也監督作品。

石井裕也監督の初期の頃のオフビートな感じが大好き。 主演が光石研さんときて田口トモロヲさんコンビなら面白いに決まってる!しかもダンディときた!

あらすじ

"50歳になった配送業の宮田淳一(光石研)は妻に先立たれ一人で二人の子供を育てている。
しかし子供とはほとんど会話もなく、職場でも同僚ともまともに会話もしない。唯一の友人である真田(田口トモロヲ)とは毎日のように酒を呑み交わしている。ある日、宮田は胃に不調を覚え亡くなった妻と同じく、自分も胃ガンだと思い込み…"

笑えて泣けて心温まる良作です。
金も地位もないけどせめてダンディでいたい!子供達には弱音を吐かず、見栄をはって格好つけてしまうダンディ?な父親。
不器用な父親が子供達との絆を取り戻そうと奮闘する姿が笑えて泣けてくる。コメディとしても父子愛のドラマとしてもとても良かった。
とにかくこのオフビート感がとっても好み。

あの劇中のうさぎのダンスが癖になって頭から離れない。
とも

ともの感想・評価

2.5
たぶん、一週間後には忘れる内容の映画。なんか、ずっと怒ってる主人公(光石研)に途中から疲れてしまった。
ゆき

ゆきの感想・評価

3.4
行き着く先はダンディ

男手一つで2人の子どもを育てる父が不器用ながらにダンディズムを貫く姿を描く。

きっかけは勘違いの自己診断によるガン。
こんなくだらないことで良い。
地位も名誉もないのに見栄を張り続ける夫へ亡き妻がチャンスを与えたのではないかな?
家族に向き合うって案外難しいから。
ダンディでいる為に親友は大事に。
あのダンスは案外中毒性がある。
妻が亡くなり長男長女とそれぞれ勝手な生活をして暮らしていたが
ある日体の不調で病院へ、、、。自分はガン思い込み死ぬまでダンデイに生きよう試みるが、、、、。子供達には白い目で見られる。

どこまでも古い父親像を貫こうとする懸命さが可笑しさや切なさを出していて笑ったり泣いたり、、、、、、。
ohchiyo

ohchiyoの感想・評価

-
「金も地位もないけどダンディは欲しいんだ」

男は泣いちゃだめだ、男なんだからそんなこと言えない…頑ななお父さんだけど、、

光石研がいい。
ツッコミどころ満載映画。なかなかツボだった。飾ってなくて好印象。
唐突の死ね!からのくだり、最高に好き。子どもたちはお父さんに辛辣すぎるけどなんだかんだ優しくて心温まる。
サナダさん人が良すぎる。こんな見返りの求めない優しい人間になりたい。
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