たかはし

トニー滝谷のたかはしのレビュー・感想・評価

トニー滝谷(2004年製作の映画)
3.7
ほぼ全編ナレーションで展開していくちょっと変わった作品。
原作は村上春樹。
簡潔だけどドロッとした語り口はそれっぽいなと思った(村上春樹はほぼ読んだことないけれど)。

孤独な男が一生に一度の恋をして、より深い孤独を知ることになる物語。
"孤独"というのは環境や状態のことではなくて、感情の問題なのだと思わされる。
きっと自分以外の人間に興味や好意を抱く時ほど、孤独を感じるもので。
特に主人公が、妻になる女に告白をするシーンの心理描写はわかりみ〜となった。
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