ずっと見たかったやつ〜
なんだか映画というより芸術作品ですこれは
ずっと右に移動して行くような撮影方法珍しくてとても素敵
何回でも見たいし、人生においての「孤独さ」とはどんなものかふと考え直し…
とにかく綺麗な映画。不思議と引き込まれる画面と音楽、声、ナレーション。
トニーの稀な出自や独特の空気感、どこにでもいるようで彼にしかないものがある。しかし、彼には何もないことを、世界が忘れさせてく…
村上春樹の小説映像化の中で一番好きかも知れない。
あんまり王道っぽい作りじゃなくて、いい意味で独特なところがとても好き。
まるで劇を観ているような気持ちになる撮り方。
これ観た後しばらく山盛りのサ…
涼しい風が吹き抜けたようでいて身体にズンと重石を置かれたような原作の読後感がそのままあった。
決して家の全貌が映ることなく終わるのが好き。村上春樹と市川のCM臭の相性よい。
語りが好きな人の声に似て…
遥か上空へ閃く彗星を眺めながら音もない水の底で息をする。粘ついた感傷が気管をゆき交う、チーズケーキみたいな味がする。トニー滝谷の牢獄は不定形の生き物となってシアターを取り巻く。
75分間の独房生活の…
原作は読んでいないけど、美しく静かな世界観で、村上春樹感が上手く描かれていたと思う。
トニー滝谷も、その妻もそれぞれの形で孤独を埋めようとしてたんだなあ…
空っぽの衣装部屋に風が流れるのが印象的。
…
「孤独ではないということは、彼にとっていささか奇妙な状況であった。孤独でなくなったことによって、もう一度孤独になったらどうしようという恐怖につきまとわれることになったからだ」
最高峰の文学的邦画。…