Karen

愛と青春の旅だちのKarenのレビュー・感想・評価

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)
4.0
初めて軍隊の辛さを知りました。

「低空飛行でぶちかまそう〜川のほとりに親子連れ〜」と酷い歌詞の歌をみんなで歌いながら海辺をバシャバシャと音を立てて走る。その後に休憩もなしに階段を上がって下がってを繰り返す。息をゼイゼイと言わせ咳を吐きながらいつまでも繰り返す。

ウォーターシュートという墜落事故想定対応の訓練で溺れて死にかける生徒。寮内の取引がバレて罰として泥だらけになりながら訓練をし掃除をさせられるもバラした相手を責めずにタックルをピカピカにしておく優しさと粘り強さ。訓練が進むに連れてトレーニングの服装がグレードアップする。登れなかった壁を登り切ろうと一緒に激励をして乗り越えた時の友情。そのような辛く長く感じる訓練を耐え抜いた卒業式、鬼のように厳しかった教師が涙を見せる。

そのひとつひとつに強く憧れを抱いた。私の努力はまだまだこれと比べては比にならないと感じた。粘り強く、どんな時も自分らしく、目標にただ突き進む姿は誰でもかっこいいのだと気づいた。その言葉の意味を深く理解した。
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