カッキー

路上のソリストのカッキーのネタバレレビュー・内容・結末

路上のソリスト(2009年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

統合失調症で、精神的に不安定。見えない誰かの声が聞こえたり、被害妄想がある、路上生活をする音楽の天才と、新聞でコラムを書くジャーナリストが出会い、心の交流を通して現実と向き合って行くストーリー。
フィクションではないとのことだが、ロバート・ダウニー・Jr.が演じたスティーブは、よく根気強くジェイミー・フォックス演じるナサニエルと向き合えたなと思う。
どうにかこうにか、ナサニエルを演奏させる機会まで導くも、見えない誰かの声に邪魔されて結局中止に。
治療をすれば幾分良くなったのでしょうが、本人が望んでいたわけではないのでその後どうなったのかは気になる所だ。
エンディングで今も路上生活中とはあったが。
才能があっても、繊細すぎて才能を活かしきれなかったナサニエルだが、きっとそういう人たちは世の中にいっぱいいるんだろうなと思う。
神様がいるならナサニエルには音楽の才能を与えた代償が、統合失調症だったのかと、何とも重い代償を与えたものだ💦
ナサニエルが、克服して演奏家として活躍していくって終わり方より、そうはならない所が現実的だった。
ジェイミー・フォックスの演技は、流石アカデミー賞俳優と頷ける名演だった。
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