監督がジョー・ライトだし、主演がロバート・ダウニー・Jrとジェイミー・フォックスの二人。
この名前を見ただけで感動させようという心意気が伺える。
だが内容にはそこまで盛り上がることはなかった。
コラムニストのスティーヴが偶然出会ったのはホームレスのナサニエル。
そして彼は天才的なソリストだとスティーヴは知る。
記事にすることと、その人間の心にまで入り込むのは違いがある。
これが二人の関係にそのまま繋がる。
単なる感動作にしていないのは効果的だが、役者も監督も上手すぎて隙がない。
つまり共感できる部分がないという事にも言い換えられる。
フォックスに今更ホームレス役と言われても、演じているとしか思えないのは辛い。