このレビューはネタバレを含みます
エリート音楽院に入りながら、何故。路上生活者になってしまったのか? という過去を美しい映像と共に、見せてくれて。退屈しなかったです。
いかに、人間と人間の関係を築いていくのが難しいものだけども。けれど、人間に必要なものなのかが。わかります。
主人公が、最初。路上生活者であるジェイミー・フォックスさんのためを思って。
部屋やいい楽器を渡していくのが、その人のためを思ってしていたことだと行動していますが。実は、それが余計なお世話で。一切、精神的には救われていないと学び。実際は、自分が救われたいんだと。この映画を観て思いました。
にしても、ロサンゼルスの路上生活者の劣悪な環境を観ていると。いかに、自分が恵まれているのか勉強になりました。
ちょっと、わかりやすぎる描写もあったり。主人公の背景の描かれ方が少ない感じを受けましたが。
エンドロールまで、しっかりと音楽に浸れる映画でした。