アンリコが「ふくろうの河」に次いで撮った長編第１作。軍隊を除隊した青年。恋人と幸せな家庭を築こうとするが、再び召集令状が、という話。アンリコは「追想」（７５）ほどの激しさはないが、戦争が幸せを壊しているとの怒り、悲しみは伝わってくる。

ゴダールの『小さな兵隊』と同じ時期に、ロベール・アンリコもアルジェリア戦争ものを撮っていた。同じく、アルジェリア戦争が背景にあるジャック・ドゥミの『シェルブールの雨傘』は1964年の公開。トリュフォーの兵役逃れを含めた同時代の映画群。

全然ピンとこないけど、第二次世界大戦→インドシナ戦争→アルジェリア戦争って流れかな。

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