経年変化

ジャグラー/ニューヨーク25時の経年変化のレビュー・感想・評価

4.2
ジョギングが伏線となって怒濤の追走劇に発展していく導入部の円滑さ、愛娘の為なら他者なんてお構い無しなジェームズ・ブローリンの無軌道さに痺れるし、そんな彼に怨恨の情を抱くダン・ヘダヤが街中でショットガンをぶっ放しまくるのも最高。見事に各々が前方しか見えていないノーブレーキ状態。
迷い無く殺人を犯す異常性と脆弱メンタルが混在した実行犯の倒錯的な不安定さも生々しい