たけのこ

チャイナ・シンドロームのたけのこのレビュー・感想・評価

チャイナ・シンドローム(1979年製作の映画)
3.7
チャイナシンドロームというのは「メルトダウンしたら中国まで突き抜ける」というところから、メルトダウン危機のことを指しております。

そしてタイトルから想像つくように反原発ものの映画です。
アナウンサーの主人公は原子力発電所の取材に行った際に、あわやメルトダウンの危機に遭遇する。それを暴こうとするマスコミ。原発運営側は何事もなかったのように装おうとするが、そこには大きな瑕疵が隠れていて……

結構露骨に反原発ものって感じで、割と序盤から派手な流れになるとすれば実際にメルトダウンすることくらいか、と想像がついてしまうのは悲しいかな。
だからといってつまらなかったわけではありませんが、問題が大きすぎると結論もしぼられてしまうという感覚はありましたね。バタリアンみたいにぶん投げて終わらせるわけにはいかないでしょうしね(笑

現実はいくらなんでもここまで杜撰ということはないだろうと信じたいところですが、世の中事実は小説よりも奇なりといいますからね。