チャイナ・シンドロームの作品情報・感想・評価・動画配信

「チャイナ・シンドローム」に投稿された感想・評価

この映画が公開された直後にスリーマイル島の原発事故があり、映画の題名のチャイナ・シンドロームという言葉が話題になった。チャイナ・シンドロームとは原発事故でメルトダウンした核燃料が落ち、アメリカの反対側の中国にまで達するというブラック・ジョークのことで、スリーマイル島の事故の数年後にはさらに大きなチェルノブイリ原発の爆発事故があって原子力発電の怖さが現実になり、そして2011年3月11日の東日本大震災で福島第1原発のメルトダウンがあってこの映画の内容は我々日本人にはもはや警告ではなくなってしまった。

取材に来て偶然に事故を目撃してしまうジェーン・フォンダのレポターとカメラマンのマイケル・ダグラス。事故の対応に当たっていたのはジャック・レモン扮する制御室長で、その後、彼はこのままでは大惨事になる危険性を指摘しそれを公表しようとするが、新しい原発の認可が目前の会社は事故や設備の危険性を隠蔽しようと妨害する。

途中で資料を届けようとしたカメラマンの同僚が事故に見せかけて車を転落させられるエピソードは嫌でも原発の危険性を訴えて謎の交通事故で死んでしまったシルクウッドの事件を連想させられる。

社員であるジャック・レモンを殺してまで会社ぐるみで事故を隠蔽しようとする中、唯一の救いは最後のベテラン技師ウィルフォード・ブリムリーが制御室長の言動を援護してくれたことだろうか?

この映画は原発事故を予見し警告する形になったが映画のなかでは汚染事故までにはならなかった。しかしその後のスリーマイル島、チェルノブイリ、福島と現実に起こった事故の方が悲惨だった。

カラーバーから無音のエンドクレジットが不気味。

ジャック・レモン名演。
原発事故の隠蔽をキャスターが追う。この後スリーマイル島の事故が起きた。この時代パニック映画やアクション映画的アプローチが多い中後半までリアル志向で硬派な社会派映画で好感。Jフォンダ、J・レモンが良い味。他作も観よう
美人キャスターが原発の事故や真実を知ってしまい世の中へなんとか伝えようと奮闘するサスペンス映画。
事故を前提として作っている原発なんだから慎重に点検や操作をするのが当たり前なのに、多くの命よりお金を優先する人間たちに吐き気がする。
そして都合が悪くなったらすぐ隠蔽する。
1979年公開映画なのに全く色褪せてないし現代になっても原発の問題もそのままな状態になってることに驚き。
人間は快適な暮らしを対価にいつ暴走して爆発事故を起こしてもおかしくない原発と共存しているという事実。
特に日本は地震大国だから余計に怖い。
劇場鑑賞済み ... 記録

スリーマイル島原発事故ゎこの2週間後、チェルノブイリ原発事故ゎこの7年後😨
jun

junの感想・評価

3.7
記録

原発事故の恐ろしさと、それを隠蔽する組織と暴こうとするジャーナリストの戦い。
この後に現実に起こることを考えると言葉にならない。

エンドロールの無音。
ジャックはヒーロー!!
正直原発反対派が誇張した感じの映画かと思ったけど、何日か後にスリーマイル島で事故あったと聞くと普通に起きうる話だなと思った。
福島もそうだけど、いくら問題を予想しておいても、対処しきれないこともあるし、一方で原発ないと電力不足するってなるとなんとも難しい話

このレビューはネタバレを含みます

テレビリポーターのキンバリーは、局の指示で原子力発電所へフリーのカメラマン リチャード達と共に取材中、慌てふためく職員達を目撃して一抹の不安を掻き立てられた。
リチャードは、取材禁止であることに関わらず撮影をしていたフィルムを公表しようと局に掛け合うが、何かの力が働き重罪とされて放映を見送られることに憤慨し、独自に行動を起こそうと動き始めるのだが…。


感想。
チェルノブイリ原発事故よりも前に製作されており、まだ未知の原子力発電という分野が安全かつ恩恵が高いと言われている時代に、ここまで管理と危険さを鋭く抉り出した作品で、チェルノブイリと福島を知っている世代からは、その先に何が起こるか分かっているので鑑賞すると、そのリアルな演出により一層恐怖を感じられて、謎の陰謀に追い詰められる主人公達のサスペンスな展開が、アメリカン・ニューシネマのように描かれている傑作でもありました。

危うくメルトダウンしそうになる冒頭のシーンは、福島原発事故そのものの光景であり、原子力発電というものが危険と隣り合わせであった事態を、当時に想像しているのは驚きでもある内容です。
"ギリギリだったが、なんとかなった"と、その先に起きる事態がまだ想像でしかない時代を背景に、職員がほぼ素人集団でありますが、それもそのはず原子力発電事故が、どんなものか分からず起きる事象も対処方法が決まってるわけでもない、いわば手探りで運営している時代であるので、知識がある人間がいるわけでもありませんので、当然として単に選ばれた人選でエキスパートが担当者になるわけでもありません。
そういった背景を事情聴取される職員が上司と話すシーンなどでも伺え、対応が一秒でも遅いと終了する恐ろしい設備を、のんきに働く職員達の演出で告発しています。
計器が故障しており、実際の水位と全く違う針を指すシーンは、ドキドキさせられるショッキングな演出でした。
とはいえ、現代では事故を知っているからこそ言えることであり、当時は近未来的な告発内容で大袈裟な雰囲気だったのでしょうか、当時に鑑賞していれば、また違った感想になっかもしれない恐ろしさもあります。

製作をマイケル・ダグラスが努めるなど、社会派の作品を手掛けていたイメージがなかったのですが、キャスティングもこなして良い演技で魅せてくれます。
個人的には「バタリアン」で面白すぎる演技を見せてくれた、ジェームズ・カレンの名脇役が好きで、「チャイナ・シンドローム」でも味のあるキャラクターとして名脇役を演じてくれていて安心できました。

この「チャイナ・シンドローム」という題名は、メルトスルーした核燃料がアメリカから重量で反対側にある中国まで到達するブラックジョークであり、"〜シンドローム"という題名が流行った時代でもある名題の一つでもあります。

作品で戦慄したのは、ほぼ全ての状況において福島原発事故と酷似した内容であることです。
SF映画で、ここまで予期されるということは、既に予想を超えて分かっていたということでしょうか、鑑賞しながら開いた口が塞がらない状況でした。
電力会社という組織と、初期コストこそ莫大でも低コストで莫大な利益を生む電力を維持するために、欺瞞に満ち溢れた運営をする企業の危うさが、事故が起きてしまった現代からみると、分かっていたのにずさんな管理をしているようにも見て取れる内容から、ここまでの告発内容を作品にして、よくお蔵入りにされなかったと思うほど、未来を予想したかのような展開です。

原子力発電所操業問題を殺人にまで発展させる陰謀の演出はスリリングです。
単なる社会派ドラマとしていなく、なかなか派手なカー・スタントのアクション性、立て籠もり籠城戦など盛り込んで、アメリカ作品としての面白さを詰め込んでおります。

ラストシーンでは、真相を語ろうとする者を口封じして死人に口無し状態で終えようとする企業。
ゴデルの主張の通りに事故は起きますが、このシーンは福島原発事故を知っているとより戦慄の恐怖を感じて、心臓が張り裂けそうになる思いです。
しかし大事には至らず、結果オーライで終わり、リポートするキンバリーの思いを最後に突然のエンドロールとなりますが、ここで一切の音声が途絶えてエンドロールが流れる場面は、ドキュメンタリーを観ているように心臓がバクバクいいながらの静寂でして、作り込みのうまさが伺えます。
まるで世界の崩壊のような終わり方です。

社会派でありながらハラハラドキドキするスリラーとして、非常に考えさせられる作品に、4点を付けさせていただきました!
原発事故を目撃したレポーターとカメラマンが…ってストーリーだけで観たくなったけど、実際放射能漏れは起こってないため、政府は隠蔽してるけど放射能による恐ろしい出来事が次々と…って展開にはならず、真実を追究するジャーナリズムがメインといった趣
Jimmy

Jimmyの感想・評価

1.5
テアトル新宿で鑑賞。(2本立て)

当時、この映画を観て、原発の恐ろしさを感じた人がどれだけ居ただろうか、というほどリアル感が欠けていた映画。
原発の内部を見学していたテレビ局員が偶然にも内部でのトラブルに遭遇し、それを隠そうとする権力側との対立を描く。原発の部品の品質検査を怠っていたことを発見した原発職員は内部告発に走るが邪魔が入る。やがて原発事態を人質にとり局員を呼んで告発を生中継するも、権力側が呼んだ特殊部隊により射殺されてしまう。最後はそんな姿をみていた職員が会社に楯突きテレビで原発の問題について言及する。チェルノブイリを見ていたのでとくに真新しい内容はなかったかな。それよか職員のラフな格好が一番驚いた。w
>|

あなたにおすすめの記事