あざらし

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちのあざらしのレビュー・感想・評価

3.7
「あなた…海賊?」

靄のかかる海に現れたのは帆船でした。
その帆船のデッキで海に向かって唄う少女:スワン提督の娘のエリザベス・スワン。その歌を遮るように男が少女に話しかけます。
この辺には海賊がいるので、海賊の歌を唄うと狙われるというのです。

すると、イカダが流れて来ました。そこには少年:ウィル・ターナーが倒れていたのです。
その先には…

主人公の海賊ジャック・スパロウを演じるジョニー・ディップの演技力が評価された作品でもあります。なるほど、彼しか演じることが出来ないと思うほど、個性的で面白いキャラクターが光ります。
ヒーローらしくない、ちょっと小汚く、姑息な感じのキャラクターが面白いです。

ジョニー・ディップも素敵ですが、オーランド・ブルームがとても若々しくて透明感があって惹かれます。

ディズニーランドのアトラクションである『カリブの海賊』をモチーフに作られた作品ですが、本当にそれらしく夢のある海賊映画だと思います。
ディズニーランドの『カリブの海賊』で、犬が鍵を咥えているシーンがあったり…そういう場面を探すのも楽しいですね。

派手なアクション、ロマンチックなラブ・ストーリー、コミカルで楽しい脚本なのに、背景も舞台も小道具も手が込んでいて、誰にでも好かれる娯楽映画になっていると思います。

「キャプテン・ジャック・スパロウと呼んでくれ。」
あざらし

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