二部作の後半。
構成を凝りに凝った前半とは企画意図が違うんじゃないかと思えるほどこちらはシンプルな作りでめちゃ好み。これがあるからソダーバーグはやめられない。
場面の切り取り方が独特なのとか、ドラマチックさを排除しているかとかかなりテクニカル。その上で、時系列通りの物語運びに徹している。
恵まれていたとはいえないチェの晩年を語るには、こちらの文法のほうが適しているように思える。
喘息苦しそうなのにたばこ吸ってて、ひとむかしまえの自分と同じことやってた。なんなんだろうね、あれ。たばこ吸うと少し楽になる気がするんだよね。
ゲリラのマネジメントとかも興味深いし、飢餓に苦しんでいる様子とかも面白い。
ラストの遺体をヘリで運ぶからの、ボリビアへ渡る船のシーンも絶妙。めちゃかっこいい！
いやあ、後半はほんと良かったです。
