チェ 39歳 別れの手紙の作品情報・感想・評価・動画配信

「チェ 39歳 別れの手紙」に投稿された感想・評価

Katy

Katyの感想・評価

3.0
終始一筋の光も見えません。ドキュメンタリーかと思うくらい台詞が少なく、戦闘シーンは無機質で淡々としています。エンターテイメント的要素はありませんが、英雄の陰の部分を知って、ようやくゲバラの全貌を見た気がします。最後まで観ると、観てよかったと思えました。
前編はこれ以上ないほどの感情のなさ。
特に淡々としたタッチが妙にさめたかのような視線。

この後編も基本は同じ。
キューバ革命成功後、今度はボリビアに攻め込んで革命を起こす。

気になったのはキューバ革命のときと方法が同じだということ。
村民に施したり、同志を引き入れたりなどやることは一緒。

その代わりにこの戦いは裏切り者がいる。
それが結果的にゲバラを窮地に追い込む。

どこまでも渇いたタッチがゲバラの最期まで続く。

この突き放した視線は一体何を意味するのか。
英雄然としたゲバラではなく、一人の人間として見つめていた。
だからこそかっこ悪い姿を見せ付けていたのだろう。
世界の有名人を知る試み第14弾。前作よりも見やすく,チェ・ゲバラという人をより深く知ることができた。こんなにも信念をもって人の為に生きたのに,最期があんな形なんて。アクション映画なら脱出できそうな状況も,現実はそういくわけもないんだな。なんか切なかった。
キューバ革命を率いた指導者エルネスト・チェ・ゲバラの生き様を描いた作品。
本作は「チェ 28歳の革命」との二部作の後編になり、キューバ革命後のボリビアでの戦いを描いています。

本作はゲバラがキューバ革命後、貧しい人々が搾取されている国々での武闘闘争による革命を図るべく、ボリビアに渡って闘争を始めるところから始まりますが、この映画を観るまでゲバラがボリビアで戦ったことを知らなかったので、衝撃的でした。キューバ革命で満足せず最後までゲバラは高潔で純粋な志を貫いたんだなと思いました。
しかし、皮肉なことにゲバラはボリビアからは望まれていなかったように感じました。ボリビアの共産党、農民は武装闘争を望んでいなかった。ボリビア政府の情報操作と、アメリカ軍によるボリビア軍の訓練強化により、ゲバラ率いるゲリラ軍はどんどん弱体化し、追い詰められていく姿は悲壮感しかなかった。
最後まで観ることは結構つらかったですが、最後までゲバラは自分の信念を貫いたことだけは分かりました。
クロ

クロの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

キューバ革命後から亡くなるまで☆
キューバでの裕福で安全な暮らしを捨てボリビア?の革命を指揮する☆
今回はゲリラの士気も低く、農民の協力もあまり得られずに苦戦する☆
最後は捕まり若い兵士に撃たれて亡くなる☆
教育も医療も受けられず貧しい暮らしをしているのに何もしない政府や大国が許せないのだろう☆
まさに革命家☆
Kouya

Kouyaの感想・評価

3.5
読み書きも出来ない貧しい人達が何世代にも渡って騙され搾取され続けるのが許せなかったんだろう。
BUSSAN

BUSSANの感想・評価

3.5
【恋しさと せつなさと 心強さと】


カリスマ、ゲバラのキューバ革命以後を描いた2部作の後編です。前編が光であるならば、こちらは陰です。オープニングから不穏な音楽に心がどんよりします。

けれどもゲバラは他国のために奮闘します。

見ていて息苦しさ(デルトロの喘息の演技も相まって)が半端ないけども、画面に喰らい付くように見てしまうのは、ゲバラから漂うカリスマの魅力か、はたまたカリスマの最期を見届けたいだけか。

終わった後に、冒頭の別れの手紙の文章を聞き直すとズンと来るものがあります。

万人にはおススメできませんが、前編を見るならば、こちらも合わせてカリスマの最後を見届けてみては
んの

んのの感想・評価

2.2
キューバの革命家としか知らないーが
なんとも言えない虚しくてー
そもそもテロリストなんて有ってはならない者!
kuu

kuuの感想・評価

3.7
『チェ39歳 別れの手紙』
原題Che: Part Two.
製作年2008年。上映時間133分。
製作国スペイン・仏国・米国合作

スティーブン・ソダーバーグとベニチオ・デル・トロが、キューバ革命を率いた指導者エルネスト・チェ・ゲバラの半生を描いた2部作の第2部『チェ 28歳の革命』の続きっす。
『チェ 28歳の革命』にもかきましたが、実話に添った脚本やし、ソダーバーグのリアリズムと、冷静な観察者のような描写と相まって、合う合わない(面白い、つまらない)が分かれると思います。
チェ・ゲバラやキューバ革命などに興味がある方は『チェ 28歳の革命』とあわせて視聴されること推奨します。

キューバでの革命を成功させたゲバラやったが、地位や市民権を全て放棄し、再び革命の旅に乗り出す。1966年、独裁政権下にあるボリビアに入国したゲバラは、ゲリラとして政府軍と戦うが。。。

革命に成功する第一部と、革命に敗北する第二部を続けて観ることで、人間チェ・ゲバラの資質が浮き彫りとなるかな。
ともすれば、自らを過信するあまり情勢や戦況を冷静に分析することができず、 ボリビアの敗北で死したことは惨めな末期であったとさえ云える。
せや、本作品じゃソダーバーグは、チェを革命の戦略家じゃなく、革命の実践者として描き切ることで革命の成就以上に鮮烈な人間の偉業を映してみせてる。
相次ぐ民衆の裏切り、仲間たちとの心の絆が断ち切られる過酷な行軍のなかで、それでも革命への希望を失わない孤高の姿に、理想へ殉じる儚きは人間の神性をかたどってる。
また、チェ・ゲバラを革命のカリスマとして評価すんのじゃなく、一人の人間として評価することに意味を見いだした果敢な作品とも云えると思います。
痛々しいほど直情な生きざまやし、せや、そないな信念に一途な姿こそが英雄の証となってる。
英雄が英雄であることを拒絶する英雄の映画かな。
スティーブン・ソダーバーグ監督のエルネスト・"チェ"・ゲバラの伝記映画の第2弾たる今作品は、『チェ 28歳の革命』とは異なるストーリーテリングの道を歩んでる。
1964年の国連での凱旋演説から、1967年にCIAに支援されたボリビアの反乱軍に殺害されるまでのチェの晩年てのを、前作のような頻繁な前後関係じゃなく、直線的に描いている。
第1部のようなスタイリッシュな編集もなく、ゲバラの伝記的な考察に終始してたかな。
本作品でもベニチオ・デル・トロがチェを演じ、フィデル・カストロ革命政府の高官を辞してアフリカや南米で反乱を起こしていました。
チェてのは、ほんま冷徹で進歩的な考えを持ってたけど、すぐにキューバで起こったことが特殊なものであることに気づく。
解放しようとする人々からの疑念や支持の欠如により、チェはますますシニシズムを強め、己の天職に疑問を抱くようになるねんなぁ。
ソダーバーグ監督のゲリラ的な映画作りは、今作品に厳しさを与えてるし、チェと彼の戦士たちが都市の通りやボリビアの密林で政府軍と戦っている様子を目の当たりにすることができる。チェの死はドキュメンタリーのように扱われてるし、チェの長年にわたる抑圧との戦いの集大成として期待され、よく知られているかな。
チェ・ゲバラファンなら多くが知ってる結末とは云え、今作品はエンタメ的にそこを美しく描こうとは思ってへんかな。
ゲバラが感じたであろう感覚を、
ゲバラが思ったであろう思いってのを観る側に追体験でけるように作られた傑作やと感じましま。
キューバのときとは打って変わってボリビアゲリラの士気は低く、統率するのに一苦労のゲバラの顔には疲弊の色がにじみ、次第に劣勢になっていく状況と喘息の気管支音が重なり悲壮感が漂う。キューバ革命の二の轍を踏むまいとしたアメリカの作戦勝ちともいえ、巨大勢力の恐ろしさを感じた。

射殺される最期は、撃たれてから息絶えるまでゲバラ目線で描かれているのが非常に生々しくリアルで、曲が流れた後の無音のエンドロールは、ゲバラの強い意思と無念な思いが表れているようだった。ドイツ人の神父役でマット・デイモンがほんの一瞬出ているソターバーグの遊び心。あまりに淡々としすぎているので、マット・デイモン探しを楽しむことで乗り切った。
>|

あなたにおすすめの記事