スタンダード

ヤンヤン 夏の想い出のスタンダードのレビュー・感想・評価

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)
5.0
【国際結婚】


先日、
『友人が台湾人女性と結婚』
することになり、
式へ出席するために台北へ行きました。


式場は
『ザ グランド ホテル』で、
本作の挙式会場と同じでした。
台湾だと定番なんですかね?


夜市の
臭豆腐のスメルは強烈で、
ご飯も口に合いませんでしたが、
新婦の実家で振舞われた
マンゴーと甘い紅茶は美味しかったです。


あと
『ディン タイ フォン』の料理は、
日本人向けの味付けで美味しいです。
ボリュームも結構あります。


『僕は東京から台北へ』
『NJは台北から東京へ』
『ヤンヤンは自宅待機』


【共通言語】


台湾人のNJと
日本人のイッセー尾形は、
『英語を用いて会話』をします。


『郷に入れば郷に従え』

『入郷随俗』


とはよく言いますが、
別にどちらかに合わせる必要などなく、


『When in Rome, do as the Romans do』


でも良いのかもしれません。
ローマじゃないけど。


【少年時代】


当たり前ですけど、
『最後にヤンヤンが読む手紙』は
『間違いなく大人が考えた文章』です。


もしヤンヤンが考えたのならば、

ヤンヤンはこの先
夏の想い出を作る必要がないほど、
人間として達観しています。


『監督のエドワード・ヤンが考えたのか?』
『8歳の少年時代に戻って?』


監督が8歳の時、
死別した愛する人に
『伝えられなかった言葉』
の全てを書き起こし、
『晩年のエドワード・ヤンが』
『少年のヤンヤンに読ませていた?』


だとしたら、
人生はやり直す必要などなく、
『今ある思いの丈すべてを』
『若い世代に伝えていけばいい』
のかもしれません。