ディズ二ーを主とする動物アニメ及び動物は主なキャラの実写映画は、おおよそ人類から動物にの臆測はやり過ぎるという問題は免れなくて、あるいは動物になりすまして人類に間違いなく、動物はただの皮だ。
今まで見た前述の作品群の中で、本作は唯一の例外と思う。鋭い編集で、幻想と現実の距離が抜き出された。一体狸は本当に人ごっこか、それとも人間中心主義のせいで、人間はこれらの素振りの原作者に決まると思って、前者を思い込むなのか。高畑勲はこの反省的な雄弁を盛り上げる。せめて本映画の中で、これは狸本位の世界かなと折々考えさせている。
ちなみに、編集という概念はアニメの中であるかどうかはまだ解けない。この絵は何秒存在してやるかは描く前に考えることからだ。
