平成狸合戦ぽんぽこの作品情報・感想・評価

「平成狸合戦ぽんぽこ」に投稿された感想・評価

最高です。ジブリのやつで一番好きな映画。
落語好きとしては堪らない映画。
志ん朝ナレーションの小さん米朝文枝がキャスト。耳の幸福がすごい。
人間国宝が二人もでている映画も中々無いと思う。
小さんが狸のじじいの役やってるなんて、もう、すごいですよ。

本職じゃない人が声をあてるパターンはジブリでよくあるけど、これは本当に上手く行っていると思う。

今になって見てみると、結構赤みがかったというか、左っぽい話なんだなあ、と思う。
鶴亀和尚が最初に提唱する「五カ年計画」「化学(もっとも社会主義では科学だけれど)」という割と直接的なワードから、妖怪大作戦はデモみたいなもんだし、機動隊と衝突する狸たちも学生運動の絵だ。

そもそもが、田舎を開発しようとする資本主義に対する抵抗の話だし、彼らは化けられるものが人間の町に降りて行き、食料を調達して他の狸に分け与えている。

そういう色味がある映画ということはやはり子供時代は気づかないわけで、新しい発見として面白かったように思う。
しかしそういう部分にあまり心は動かされなくって。

一番好きなのは、妖怪大作戦をやったのは自分たちである、ということを言いたくて言いたくて仕方ない鶴亀和尚。これがいい。
この気持ちはわかるし。この一点で狸の側に感情移入できてしまう。

結構残酷な展開もあるけど、狸の愉快さと表裏一体で、まさしく落語の世界観と通じるところのある映画だと思う。

なんだか支離滅裂な投稿になってしまったな。
高畑監督は社会問題を上手に取り上げて人々の心に響かせる。
多摩ニュータウンの開発で森林が伐採されていき、動物の暮らす場所がなくなっていく。化けたぬきが奮闘して山を人間から守る話。

小学生の頃、人間を倒すんだって言いながら砂場に落とし穴を掘るのが流行っていたのを思い出した笑

音楽はお囃子をメインにしていて、声優は落語家さんがたくさん入っていて、とても雰囲気出ているのでいま見ても最高!
たぬきの男女描き分けとか動きの違いとか細かいこだわりと工夫が凝らしてある。たぬきなのに人間のような生き生きした表情の描き方をされてる。すごい。

高畑監督の御冥福をお祈りいたします。
Amaney

Amaneyの感想・評価

3.0
多摩ニュータウン。都市開発を行う人間に狸たちが立ち向かうお話。経済成長で日本人は何を得て何を失ったのか。直接的なメッセージの数々。子供の頃にみるのと大人になってからみるのでは全く違う..! 幻術で里山が蘇っていくシーンは狸だけではなく人間も失った風景なのだと、たまらなく切ない。クライマックスは懐かしいような、寂しいような気持ちになります。いつでも誰かが〜きっとそばにいる〜♪は明日も頑張るかなぁ、なんて思っちゃうステキ歌。
ジブリ作品でも、初めて映画館でみた作品だと思う。
自然が大好きなわたしにとって、本当に共感できる。もっともっとこの作品が広がってほしい
真子

真子の感想・評価

3.6
小学生の時に観たけど
思っていたイメージより
辛かった話っていうのは覚えてる

そいやさっ!

高畑勲監督作品の中で、いちばん見てるかもしれません。

こんなに悲しいテーマだったんですね。

でも、それを感じないタヌキたちの明るさとガンガン進む土地開発のバランスが絶妙。楽しく、でも考えさせられる映画です。

終わり方も綺麗。
「いつでも誰かが」は春の別れの季節にぴったりのいい歌です。

高畑勲監督、ご冥福をお祈りします
高畑勲追悼・第三弾。十数年ぶりに見た。こんなに面白かったっけ。前半15分で残りの時間を楽しむ為に必要なすべてを説明してくれる。コメディタッチな部分の書き方が非常に綿密だから終盤も雰囲気が暗くなりすぎない。そして童話、歴史、自然…子供達になんと多くの事を教えてくれる映画だろう。今も我々は、我々自身に化かされ続けているのだ。
ぺん

ぺんの感想・評価

4.0
改めて見ると平成の文字が感慨深い。高畑監督の作品では一番よく見たなぁ。
かなり社会風刺を含んでいるものの、コメディタッチで堅苦しくないので、子供ながら楽しめた記憶。

たぬきたちも、意見の食い違いや派閥争いなど人間のように複雑な関係を築いていて面白い。
そして死ぬときは死ぬ。
擬人化されたたぬきを可愛らしいだけでなく、死に様をさらっと描くのが刺さります。

日本の風土や生活に根ざしたリアルなキャラクター、それが生み出す空気感が好きだったなと。
高畑監督のご冥福をお祈りします。
ドロチ

ドロチの感想・評価

3.5
こう、ね。
言ってることやってること真実を捉えててすごく残酷なのに、全然そんな感じしない楽しく見れる映画。
子供の頃、見た時は楽しい映画だと思って見たけど、今になってみるとすごい刺さる。主題歌もあのシーンで流れるとこんな意味を含んでたんだあって驚いた
いくら

いくらの感想・評価

3.6
高畑勲監督、ご冥福をお祈り致します。

私が監督の中で1番好きな作品です。自然破壊という重いテーマをしっかりと提示しつつ、あくまで物語は軽快で明るい。昔見ていた時は、トトロのような感覚で見ていましたが、大人になるとなんだかうるっとくる。二面性のある作品です。

ラストシーンからのエンディングがものすごく好きです。まだ見たことない方がいらっしゃいましたら、是非。
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