平成狸合戦ぽんぽこの作品情報・感想・評価

「平成狸合戦ぽんぽこ」に投稿された感想・評価

RIO

RIOの感想・評価

4.2
ジブリの中では結構テイスト違うけど良い。
暗いテーマなのに狸たちが常に明るくて好き。
たんも

たんもの感想・評価

4.5
エグい


風刺がメチャメチャに効いていましたね。
現代の設定で、しかも「多摩ニュータウン開発」という実際にあった出来事を題材にしているのでとにかくエグい。

エグいんですが、その語り口は落語のように軽やかで、それでいて淡々と話が進んでいきます。
自分たちの住処を守ろうと必死に行動する狸たちの思いも虚しく、ジワジワと追い詰められ、最終的に生きる場所を失ってしまう狸たちの様子があまりにも淡々と描かれていて、それがこの作品の残酷さを色濃いものにしていると感じました。

- 生きろ。

「もののけ姫」ではアシタカがサンにそう言いましたが、この作品ではその言葉をかけてくれる人は何処にもいません。
生きる場所を失ってしまったのならば、生き方を変えてその環境に適応していくしかない。

だがしかし。

- いつでも誰かが、きっとそばにいる。

生きろと言ってくれる人はいませんでしたが、それでも狸は存在している。
ひっそりと。しかし、確かに。
狸が第四の壁を突破して、我々にそう語りかけてきます。


あなたの側にもいるかもしれませんね。
さな

さなの感想・評価

4.2
こどものころから好きだったけど、大きくなってから観るとテーマが結構重い
それを感じさせないジブリはすごい
昔のままの日本でいられたら、人間も動物もある程度幸せだったんじゃないかなあ。
タヌキもキツネも変身するんだもんなー。カッパもツチノコも絶対いるよね!
山でみんなで楽しく暮らしていた狸達。

しかし開発の為に人間が山を切り開いていく!そこで狸は山を守る為に人間に化け学を駆使して挑んでいく!

ここで切り開かれ誕生した新しい多摩ニュータウンが後の耳をすませばの舞台!

このレビューはネタバレを含みます

 山や川などの自然を破壊し、跋扈する人間の愚かさを「たぬき」の目線で描いた作品。
 令和の時代でも色あせない素晴らしい作品は、とにかくメッセージ性が強いです。最初は「たぬきカワイイ」くらいで見ていましたが、それだけの感想で終わるには勿体ない名作です。最初の二行のあらすじ説明にはちょっと棘があったかもしれませんが、的を射ています。メッセージは実にシンプルで、「自然を壊すな!人間!」です。
 最初はたぬきたちの争いから始まりますが、人間たちのニュータウン建設が始まり、たぬきたちは争いをやめ、人間たちを止める為作戦を練ります。得意の化学(変化する能力。廃れかけていたらしい)を磨きなおし、人間たちに一矢報いる為に努力します。工事関係者を数名殺すことに成功しますが、それでも工事は止まらず、妖怪大作戦を決行。しかしそれも遊園地の宣伝ということで片付けられ、うまくいかず。このあたりの「ご都合主義」にならないところが本作の良いところだと思いました。最終的に人間に化けて暮らすのが一番いいという提案をされますが、うまく変化できないたぬきもいるというのがまた難しいところ。最後は人間の住宅街に細やかに公園が作られ、そこのたぬきが暮らすというオチで、人間には敵わないという切ない結論でした。最後に元の自然を再現する為にみんなで変化するたぬきたちの姿に涙しました。
 すごく考えさせられる作品です。もしかしたらタヌキやキツネが変化して人間として暮らしているかも?なんて本気で思いました。もしそうだとしてもうまく化けられていたらわからないですよね。人間の自然破壊は私にはどうしようもないですが、人間だって動物だけどなぁと思ったり、たぬきとは余りにも優れた知能を持った人間って何なんだろうなぁと、本当にいろいろと考えさえられる作品でした。古い作品ですが、もっと早くに見ておけば私の人生も変わっていたかもしれません。
 たぬきたちがどんちゃん騒ぎしてるシーンが全部好きです。
考えさせられる
マジでいい作品
大人になって良さがよりわかるなあ
sawada

sawadaの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

心が痛むよー。

住処である山を多摩ニュータウンに開拓されるのに対抗する狸の話。

対抗するために狸がトラックを崖から転落させるの、いや人殺すんかい!って思ったけど、狸なら良くて人はダメというのは、何か違うのかなと思ったり。(狸も人も等しくダメなはず)

途中の狸の妖怪大行列。
あれに遭遇したらもうトラウマになると思う。
結局人がやったことになっていたけれど、人間ができる訳ないじゃん。何故信じられたのか分からない。

狸は人に勝てなくて、
人に化けれない狸はひっそりと、人に化けられる狸はサラリーマン等になって人間社会で生きるんだけど、最後狸たちが宴会して楽しそうにしてるので涙が。人の勝手で追いやられても尚、楽しく生きる彼等は素晴らしいと思う。
山本

山本の感想・評価

3.9
民俗学的な視点で描かれている。都市化や向都離村、それに伴う自然破壊。踊念仏など、とても学術的で面白いと思う。
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