Joker

オール・アバウト・マイ・マザーのJokerのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

オールアバウトマザーと言う題名だけあって、息子を失った母、子供と入れ替わりでこの世を去った母、娘とうまくいっていない母、途中で性別が変わった”母”など様々な母親の姿が描かれていた。

しかし、個人的にはメッセージ性や伝えたい内容がはっきりりしなかったと思う。女性であることの素晴らしさを伝えたいのか、どんなに辛いことがあっても強く生きることを伝えたいのか、母親であることの喜びを伝えたいのかよく分からなかった。

また、ウマがマヌエラとすぐ意気投合して雇い始めるあたりも(スペイン人だからかも知れないけど)少し事が上手く行きすぎてる感じがして個人的に気になった。

登場人物は様々な人がいて面白味があり、映画の色使い(マヌエラの赤いコートとか特に)が良くて観てて割と楽しかったと思う。それだけに内容がいまいち響かなかったのが残念だった。

女性でも母親でもない自分からするとせめて親になってから見た方が映画の内容や良さをより感じ取れたと思った。
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