ショコラ

トリスタンとイゾルデのショコラのレビュー・感想・評価

トリスタンとイゾルデ(2006年製作の映画)
3.7
中世イングランドの騎士トリスタンと、アイルランドの王女イゾルデの恋。

戦闘で、瀕死の重傷を負った騎士を助けた敵国の王女。

互いに正体を知らぬまま、恋に落ちたふたり。

ジェームズ・フランコの美丈夫ぶりと、ソフィア・マイルズの色香。

しかし、ふたりの哀しい恋の顛末よりも、トリスタンの養父マーク王が憐れでならなかった。

このマーク王がなかなかの好人物。

演じるルーファス・シーウェルは敵役が多い俳優。

が、劇中では、王としての威厳と、慈悲の心に溢れた男気のある演技が素晴らしかった。

実の息子の様に愛するトリスタンと、新妻イゾルデの密通。

主君を敬愛し、忠誠を誓うトリスタンの苦悩。

そして、マーク王が彼に下す決断。

泣ける。
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