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なまいきシャルロットのKMRのレビュー・感想・評価

なまいきシャルロット(1985年製作の映画)
3.4
『パパ、人生って冷たいのね』

思春期ならではのイライラとか、子ども同士でされる、夢のようで実現する見込みはない約束事を信じちゃう純粋さを表現できているのがスゴい。(将来結婚しよう!とか一緒に冒険しよう!とかずっと友達でいようね!みたいな約束のこと)

しかもなぜ自分がイライラしてるのかという理由が自分自身でも分からないし、周りに当たってしまうのがいかにも思春期。
自由でいたいから放っておいてほしいけどやっぱり1人は寂しいから嫌。
ほんとに思春期あるあるだと思う、、。
純粋で忠実、自分より年下なのに大人びてるルルが主人公の友達で良かったと思う。

シャルロットと天才で裕福なピアノ少女は、お互いに住んでいる世界が違うという現実に、見ている側としても息が詰まりそうになった。
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