佐藤克巳

素足の娘の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

素足の娘(1957年製作の映画)
4.0
南田洋子の芸達者と庶民的美しさに惚れ惚れした、市川崑の師匠阿部豊監督が、18の小娘が尾道を舞台に男連中を手玉に取る痛快青春映画の佳作。金子信雄が妻の妊娠中にドンファン振りを発揮すれば、佐野浅夫が父大坂志郎の見合い話とギブアンドテイクで南田を口説く、長門裕之等若い従業員も油断ならぬ環境で逞しく成長する南田。特に歯の治療中の愛くるしい色気が記憶に残る。
佐藤克巳

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