Aoi

栄光への脱出のAoiのレビュー・感想・評価

栄光への脱出(1960年製作の映画)
3.9
授業にて鑑賞。

映画の面白さとしては、
アメリカ人女性の変貌ぶりたるや。
キティを溺愛していた彼女が、
キティが亡くなった時に感情をかき乱すシーンがあるかと思ったけど、それがなかったのが、驚き。
彼女はもうよそ者ではない、イスラエルのうちのものになったのだ、という事を物語っていると感じた。

イギリスの撤退が決まった瞬間に
アラブ人とイスラエル人が戦いの様相を呈した箇所は、うん、なんとも残酷だよね。
なんなんだろう、この戦いのスパイラルは。
政治というか歴史の冷たさを痛感した。

あとは、やっぱり中東のこの人たちと、日本人との歴史認識、というか歴史の捉え方はまじで違うんだろうな、と。

朝はかな意見ではあるけど、
ユダヤ人、こんだけ普段から歴史的立ち位置の中での自分の立ち位置とかを考えてたら、そりゃ頭いいやついっぱい生まれるわ、と思ったりもした。

にしても、このあたりの歴史は複雑過ぎて、
まだ私には十分理解できてないと痛感。精進せねば。
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