かりんちゃんのウマ

クレイマー、クレイマーのかりんちゃんのウマのネタバレレビュー・内容・結末

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

間違いなく、名作です。

頑張り屋のお父さん、頑張り屋のお母さんが結婚して、その間には愛する息子が生まれました。
頑張り屋のママとパパは、いつしかベクトルが少しずつズレていき、お母さんが先に心が折れてしまった。2人を繋ぐものは、息子。そして、息子への愛はどちらも本物。

きっとどこにでもある家庭で、よくある話なのでしょう。子供が生まれるということ、育てるということがどれだけの偶然の結果なのかよくわかる。どちらも一人の人間で、子供を持った時から父親、母親という役割を持つ。重く受け止める必要は無いけど、覚悟と協力が必要なんだなぁとつくづく思う。

個人的にグッとくる場面は、ダスティンホフマンが息子に裁判の結果、つまりパパとお別れする理由をわかりやすく話すシーンで、息子が泣きながら「僕はどこのベッドで眠るの?」「パパとお休みのキスはもうできないの?」というところです。何度見てもラストにいくにつれて胸が苦しくなります。

最近、親子映画に弱い。