もこもこくじらーたいちー

クレヨンしんちゃん オタケべ!カスカベ野生王国のもこもこくじらーたいちーのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

定番のカーチェイスシーンも毎回色んなバージョンで見せてくれて面白い。今回は車がペダル式に変換されていたりウィンドスケーターだったりテーマに合わせた中でそれに合わせたアクションとかヌケを作ってる。
まさかの地球空洞説だしブリブリ王国よりよっぽどインディジョーンズしてる。ただ空洞説やるならもうちょい本筋に絡めてくれたら嬉しいな。
カスカベ防衛隊のみんなが動物の特性駆使して活躍するのめっちゃいいしボーちゃんがセンザンコウなのも渋くて最高。合ってる。
ミサエが記憶を取り戻すシーンも結構良かった。オトナ帝国のヒロシの回想モンタージュみたいな事をやりたかったんだろうけど、今回のテイストに合わせた尺と温度感で良かったと思う。
ラストは相変わらず、世界を変えようとしている革命家の個人の問題に帰着させる定番の手。子供映画で、エコや環境問題を提起する側を敵にして良いのかどうか的なことも一瞬よぎるが、ラディカルな主張をマイルドにするような話だしアリかな。最後はキメラになっちゃってたしね。ただ最後ある程度は分別するかーとかそう言うオチじゃなくて親子愛の再確認でオトすんだなとは思った。