ぽぽん

カラー・オブ・ハートのぽぽんのネタバレレビュー・内容・結末

カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

モノクロと色彩の対比が素晴らしい。
色鮮やかな世界と様々な色に染まる豊かな心。この世界観大好き。

大人になるにつれて生きるって綺麗事だけじゃなくなるから本当しんどくて、普通というのが本当に難しい。
だからこそデイビットが現代に戻ってきた後のデイビットママの発する言葉に痛いほど共感して。
でもそれに対して成長して戻ってきたデイビットのフォローが刺さった。
「普通じゃなくていい、こうでなきゃいけないっていうことはないよ、エンディングの何も私を変えはしない。」
最初はただの軽いコメディかと思ったけどお見事。
あともちろん暴力とかはないほうがいいけれど、汚い感情や嫌な感情もあっていいんだよって寄り添ってくれる作品だった。

でも冒頭は笑える場面多くて、魔法のおじいちゃんにも笑った。りんごもアダムとイブのパロディ演出風で面白かった。
洋画のカラー問題ってブラック&ホワイト問題が題材の作品が多いから今回の作品は新鮮だった。
ぽぽん

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