せんだ

他人の顔のせんだのレビュー・感想・評価

他人の顔(1966年製作の映画)
5.0
原作は読みかけ。
かれこれVHS再生ができる環境になく、念願叶いやっとこ2年越しに鑑賞。
VHSがなかなか飲み込んでくれなくて大苦戦。それにしてもビデオデッキ捨ててなくて良かった。

モノクロ映画なのにここまで美しさを感じるとは。不思議な診察室が印象的。
武満徹のワルツに彩られた美しくも歪んだ退廃的世界観、正直ド好みである。
主演の方の、包帯をしてる表情から漏れる愉快な笑い声と目の動きが最高すぎる。

原作とは少し切り口を変えていたが、要所要所は押さえてあるし、これはこれで良さがある。
勿論、原作の顔を探すくだりが無かったのは残念ではあるけれど(そこを映像化して欲しかった)


‪田中邦衛が精神科患者役で出てきたのちょっとびっくりした。
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