オーウェン

病院坂の首縊りの家のオーウェンのレビュー・感想・評価

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)
3.2
石坂浩二演じる金田一耕助としてはこの5作目にして最終作。
だからなのかいつもと違う構成であり、いきなり金田一が登場する。
そしてそこに対峙するのが原作者でもある横溝正史というお遊び。

依頼されてという件ではなく、立ち寄った場所で事件が起きて探偵業を行うというのも初めて。

おどろおどろしい殺人現場など、進み始めるといつもの雰囲気が甦る。
相棒のような草刈正雄とのコンビは新機軸であり、いつもと違う試みは中々楽しめる。

ラストの悲壮感はこのシリーズならではであり、哀切を感じる。
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