意図的にか、それまでの４作とは少しトーンが違っている。エヴァを思わせる従来の奇抜なオープニングロールのスタイルは、つまらないブロック体のものに変わった。ただ、物語の展開はのっけからかなり衝撃的でありこちらもまた異質であった。もっとも複雑すぎて一度観ただけではどういった事情だったのかよく掴めない。さりとてもう一度見るほどのものでもなし。本シリーズの血の表現がおもちゃっぽいのはリアルにし過ぎないようにという敢えての配慮なのだろうか。（というほどちゃちで残念。）
桜田淳子の熱演が光っている。草刈正雄は年を取ってからの印象が強過ぎてすっかり忘れていたが、そうだ、昔はこんな感じだった。
