あかぽこ

カルメン純情すのあかぽこのレビュー・感想・評価

カルメン純情す(1952年製作の映画)
3.7
全作品制覇挑戦中の木下監督作品。

国産初のカラー映画『カルメン 故郷に帰る』の続編。
なのに、何故かモノクロに逆戻り。

前作は人情喜劇の色合いが濃い作風だったが、今作は当時の女性人権運動からのウーマンパワーや保安隊(自衛隊の前身ね)装備増強等の風刺も組み込んだ、シニカルドタバタ喜劇。

主人公カルメン=高峰秀子を完全に喰ってしまう 東山千栄子&三好栄子 両大先生のキャラと演技が凄過ぎで 若干引き気味になるくらい強烈…😅

作中、タイトル通りに カルメンは勘違いな純情に徹してるが、前作の様な清々しいエンディングではなかったのが『男はつらいよ』的人情モノシリーズ化は困難になったのかな~と、勝手憶測…😅

前作同様、はすっぱで少し頭が弱いけど、愛嬌あって純情で人情的なキャラのカルメンはとても愛らしかった~😍


ちょい古典映画の耐性無いと、この作品は厳しいかも…😅
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