matchypotter

アダムス・ファミリー2のmatchypotterのレビュー・感想・評価

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)
3.8
2作目。
相変わらず独特の唯一無二のダークなホラーファンタジー、と、奇妙なコメディ。

1作目であれだけクセの強さを全面に押し出して、さらに2作目でどう出てくるのか、と。まだまだあるな、そりゃ。
こんなにツッコミどころ満載の気になるところだらけのファミリー、ネタは尽きない。

今回はまず、新しいファミリー、つまり、魔女の妻がベイビーを産む。
ベイビーで言葉は話せないのに、恐るべきクセの強さ。
“例の手”しかり、言葉を喋らないキャラクターの意思というか存在感を作る演出の秀逸さ。
しっかり2作目から馴染むベイビー。

そして、そのシッター的にやってくる女性。普通の女性だが、これもまたこのファミリーに負けないキャラの強さと美しさ。
キャラが強過ぎて兄の“フェスター”が惚れてしまう。

そして、この女性と“フェスター”の不思議なロマンス、というか、“フェスター”が尻に敷かれ過ぎてて笑う。

今回のメインテーマはココか。
ウェンズデーたち2人の子供はベイビーに対する親の愛が傾いたことに嫉妬し、そのどさくさで林間学校へ行かされる。

ウェンズデー、太陽アレルギーだなんのとなり、そもそも協調性とかないし、同年代の夢見がちな少年少女と思考回路も学識も違い過ぎて、問題児扱いすら無効化し、指導員の先生すら対処できず、キャンプのイベントが悉く破茶滅茶になる、、、笑う。

あの最後の劇がまさに大炎上するストーリーが小学生がやる劇の内容ではなくなっていき、ホントに笑えない展開で、笑う。ボーボー燃えてた。

とにかく、このクセ強ファミリー、どこで何をしても彼らの覇道を貫く、貫こうとして貫いているわけでもなく、よく言えばどこでもマイペースに染め上げる。

それでいいのだ、的な完全無欠、唯一無二の“我が道”をいく最高に破壊的なファミリー、爽快。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
https://community.discas.net/announcements/ib1wyncr43idknqm
別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


F:2212
M:28761
matchypotter

matchypotter