よっちゃん

アモーレス・ペロスのよっちゃんのレビュー・感想・評価

アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)
5.0
まず題がグッとくる(犬のような愛、惨めったらしい愛)。

恋愛は娯楽じゃない、苦しくて泥臭くて血も流れる。

犬の扱いに胸が痛むシーンが多くありましたが、通して犬への強い愛も感じました。

人間は本当に愚かで、失敗を継ぎ接ぎしても美しくはならない。全身全霊で好きになっても愛してもらえなかった側の人のダメージがダイレクトに血が流れる描写に反映されているように思いました。

傷を負わずに済む相手と手を取り合って暮らせば楽なのに、わかっているのに、別の世界に生きている人に干渉して、悲しくなって、愚かで惨めな人生が続く。
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