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百万円と苦虫女のmuguetのレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
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黒いバッグの中の百万円
恥ずかしいこと
かき氷の才能
桃娘
自分の行動で生きていく
出会うために別れを選ぶ


森山未來出演作映画第10弾。
中学生の時に観たぶりだから観る前はもうどんな話だったか思い出せなかったけど意外と観直してみるとこんな場面あったって記憶に残っているものだな。

鈴子の特定の土地に根を張らず誰も自分を知らない場所で転々と生きていく身軽さを羨ましいと思う。初めて観た時は鈴子は自分よりもずっと歳上でこんな風に生きられたらかっこいいな思っていた。今の私は鈴子よりも歳上になったけれどそれでもあの頃と変わらずこんな風にキャリーケース1つだけ持って別の街へ向かうような勇気なんてない。むしろもっと残しておきたいものが多くなったかもしれない。

中島くんがどうしてあんな行動に出たのか鈴子にいつか届いてほしい。本当にこんな簡単に間違えちゃだめだよ。けれど運やタイミングっていつも自分に味方してくれるものでもないから人生ってわからないんだね。
エンディング曲の原田郁子さんの「やわらかくて気持ちいい風」のヴァイオリンの旋律が優しい。
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