このレビューはネタバレを含みます
「自分探しみたいなことですか?」
「いや、むしろ探したくないんです。どうやったって自分の行動で自分を生きていかなくてはならないですから。探さなくたって、嫌でもここにいますから。逃げてるのです。」
スーパーの帰りに2人で立ち寄った喫茶店のシーン。
上手く会話も出来ず、喉が渇いている訳でもないのに飲み物に手を伸ばして間を繋いだり、プライベートなことを聞かれてかわすことも嘘をつくことも出来ず全部喋ってしまって嫌われたって思い後悔するところが自分に似てて苦笑いしてしまった。
実家を出て一人暮らしをすること。それだけでは自分の足で生きていくというには、少し不足している。
もっと思考を緩めて、いろんなものを見て生きていきたい。