dj610

ハート・オブ・ウーマンのdj610のレビュー・感想・評価

ハート・オブ・ウーマン(2000年製作の映画)
4.0
インターネットが発達した2020年の今日でも男は女心をわからない。
きっとテクノロジーが発展しても男女の仲を描く映画は生まれ続ける。男にとって女心は永遠の謎であり、仲を良く取り持つために知ろうとし続けるの人生のテーマである。

このハートオブウーマンは、育って来た環境から女性との接し方を大事にしてこなかった男が心を入れ替えるような歩みをして行くファンタジー。

そんな男がふとしたきっかけで、手に取るように女心を知ることができるようになるのだが、はじめて知る女心にどう対処していいかわからない。

女心を知るうちに彼の倫理観も変わり、はじめて身も心も愛し、愛される喜びを知る。男の真価は環境の変化と自分が変わろうとする姿勢がもたらすものだと、この映画は語っている。女心を知りたい男子は見るべき映画。むしろ今の日本の恋愛に必要な映画。

劇中で使われているフランクシナトラの「I've got you under my skin」は最高のラブソング。

「you get under my skin」という表現は、「もどかしい」気持ちの表現と、英語では誰かを好きになるという感情を「むずがゆさ」という皮膚感覚でとらえることがあるそうです。

つまり、あなたが心の奥まで入りこんでしまって、「私はあなたにメロメロになってしまった」という意味になる。

この映画がこの歌の世界観も見事に表現していて素晴らしい。

フランクシナトラ
I've got you under my skin
https://youtu.be/C1AHec7sfZ8
dj610

dj610