NoAceJustYou

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士のNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

2022/12/31鑑賞。52点。
普通の映画なら先生と最後は付き合うかデートをするのに。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
前作ラストの直後。
ニーダーマンは仲間だったバイカーギャングを口封じのために殺害し、逃亡を続けている。

病院に搬送されて一命を取り留めたリスベット、2回も斧で切りつけられながらも生き延びたザラ。

リスベットが容疑者となった3件の殺人事件を追っていた警察官・ブブランスキーは捜査の過程でミカエルと何度も衝突したが、強い正義感を互いに認め合う。そして、ビョルクの秘密文書(=リスベットを聖ステファン病院に収容するため、ザラと公安警察分析班が癒着していたことを証明する文書)の原本を、ミカエルから受け取るのだった。

当時の公安警察分析班のリーダー格であったグルベリは、自分たちとザラの関係が暴露されるのを防ぐため、入院中のザラを射殺した後自殺する。
グルベリの右腕であったクリントンは、リスベットを再び精神病院に追いやって口封じを図ることに。まずは物的証拠を葬り去るため、秘密文書の原本とコピーを全て回収する。
クリントンは警察上層部に圧力をかけてブブランスキーを解任し、差別主義の兆候が見られる刑事・ハンスが退院後のリスベットを取り調べることになる。同性愛者嫌いのハンスなら、買収せずともリスベットを追い込む、とクリントンは考えたのだ。

公安警察を敵に回したミカエルたち【ミレニアム社】は、リスベットを調査員として何年も雇っていた【ミルトン社】のCEO・アルマンスキーを頼り、アルマンスキーも手を貸すことに同意する。

1976年にザラが亡命する直前、ロッティンゲルという人物がグルベリと共に内閣庁を訪問していた事実を掴んだ【ミレニアム】は、当時の政務次官・ヤーネリドを訪ねる。
ヤーネリドの口から公安警察分析班のメンバーの名前を聞き出すことに成功するミカエル。

そんなミカエルの前に、公安警察内部で不正が行われていたことに気づいた憲法保証課のエドクリントと彼の部下・モニカが現れる。
新たな味方の出現により、ミカエルら【ミレニアム】は、1人ずつ公安警察分析班のメンバーを突き止めていく。

入院中のリスベットは、主治医・ヨナソンからPDAを受け取る。ミカエルから公安警察分析班の陰謀とリスベットの過去を聞かされたヨナソンが、リスベットのために・・・と思って渡したのだった。リスベットは、自分が受けた仕打ちを文章にまとめて、ミカエルに送る。
リスベットの体調が順調に回復しているため、拘置所に移送されることになり、裁判を控える彼女のためにミカエルの妹・アニカが弁護士として立ち上がる。

公安警察分析班は、指名手配中の凶悪犯・ニコリッチ兄弟を雇ってミカエルと【ミレニアム】の共同経営者・エリカを殺害しようとする。
憲法保証課がニコリッチ兄弟の動きをキャッチしたため、犠牲者は出ずに兄弟を逮捕できたが、【ミレニアム】の社員を守るため一時的に会社を閉める。

そんな中、ストックホルム地方裁判所にて、リスベットを被告人とする刑事裁判が始まる。
リスベットの証言は裁判官たちに心象が悪く、一方で検察側証人となったテレボリアンの主張が通ってばかり。

リフベットの友人であるハッカーは、テレボリアンを尾行して彼のPCから情報をコピーし、「裁判に使えそうな内容をここから引っ張り出せ」とミカエルにデータを渡す。

裁判が始まり、
①リスベットが、ビュルマンにレイプされる映像
②テレボリアンがリスベットと初めて会った日よりも前に作成された3つの精神鑑定書
③3つの精神鑑定書の内容は、ヨーナスという人物がテレボリアンに対して依頼した通りに作成されていること
④ヨーナスが公安警察分析班の一員であり、その分析班がザラのために何度も不正を働いていたこと
を証明し、リスベットは釈放される。
ハッキングの過程で、テレボリアンが児童ポルノを所有していたことが判明したため、彼は警察に逮捕される。

アニカは、「ザラの遺産を引き継ぐ権利があるので一旦財産目録に目を通せ」とリスベットを説得する。
リスベットは、遺産の1つである廃墟となった煉瓦工場に行き、人が住んでいた痕跡を見つける。
逃亡中のニーダーマンが潜伏していたのだ。

リスベットは、ニーダーマンの足にネイルガンを撃ち込んで動けないようにすると、彼に復讐心を燃やすバイカー・ギャングたちに連絡。
バイカー・ギャングたちはニーダーマンをリンチして殺し、ギャングたちは警察によって射殺・逮捕される。

帰路に着いたリスベットを、ミカエルが訪ねてくる。リスベットはミカエルに感謝を伝え、互いに「また今度」と言葉を掛け合ってドアを閉めるのだった。
NoAceJustYou

NoAceJustYou