【やんごとなき欠陥住宅】
いつの間にかアマプラにカムバックしてたので鑑賞。
ジメジメとしたJホラーの良さがとても出ていて好きでした。
異常な程に”水”にまつわる場所やモノを画角に収めてきます。
この執念が不気味で怖かったです。
提示されるモノが増えれば増えるほど、この物語が自分の近くで発生する可能性が上がるという作りに恐怖を覚えました。
昔のJホラーってやっぱり誰もが持っているモノを絡めるのが上手かったんだなと思います。
『リング』ならビデオテープだし、『着信アリ』なら携帯電話とかですかね。
今作はそれが”水”なわけですから守備範囲広すぎて絶望しかないわけです。
この映画は親子で観たら面白そうだと感じました。
きっとラストのお母さんの選択の捉え方が変わってくると思います。
子供からすれば見捨てたとなるかもしれないが、大人になって見るとこれ以上ない”愛”だという事がわかる。
観る人によって抱く感情が違ってくる映画は豊かな感じがして好きです。
しかもそれをJホラーでやるっていうのが、、、全盛期の中田秀夫キレッキレですね。
梅雨時期のオススメ映画としてたくさんの人に教えてあげたいと思います。
【その他メモ・独り言】
・嫌な小日向文世。
・来客の前で園児にあんなブちぎれる？
